＞ ダンスあれこれ話
＞ 「赤ちゃん返り？！」
下の子が生まれたりすると出てきますよね。
赤ちゃん返りを乗り越えるためには？！
・・・ずっと以前の話です。
その子は、キッズダンスクラスの中でも、お兄ちゃん的存在。
みんなのリーダーになって、率先して動いたり、見本になってくれたり、、、
小さい子達のあこがれでもある子でした。
とはいえ、まだまだ５歳。
そんなとき、その子のお母さんが、ちょっとした病気で入院。
大事には至らなかったものの、、、
少しの期間、会えない日々が続いたそうです。
やっぱり５歳、、、甘えたい盛りですよね。
その頃から、レッスンの様子が少しずつ変わってきました。
お兄ちゃん的存在から、、、
赤ちゃん的存在に。
「せんせぇ〜、くつ、はかせてぇ〜！」
「せんせぇ、、、できな〜い！！」
ちょっと出来ないと、すぐに泣いてしまったり、、、
いわゆる、赤ちゃん返りですよね。
赤ちゃん返りとは、、、
子どもが赤ちゃんのような行動を取ることです。
以前はできたこともできなくなってしまって、
実年齢よりも幼い行動を取ってしまいます。
って、、、
本人も、どうしていいかわからないんですよね。
お母さんに会えない寂しさやストレスを
どう発散していいかもわからず、、、
小さい体で、そんな不安と戦っていました。
で、私がどうしたか、、、
そう、ダンスです、ダンス！！
私に出来るのは、、、
やっぱり思いっきりダンスをさせてあげること。
教育論うんぬんなんて、、、
一介のダンサーには恐れ多くて語れません（笑）。
というわけで、、、
赤ちゃんだろうが、お兄ちゃんだろうが、、、
思いっきり踊らせて、走らせて、踊らせて、、、
汗をかかせてあげました。
すると、、、
付き添いで来ていたお父さんから、、、
「先生、ありがとうございます。
ダンスに来た日だけは、、、、、
夜スッと寝てくれます（笑）。」
やっぱり、、、
子供は一杯遊んで、一杯踊って、一杯寝ないと。
それからしばらくして、、、
お母さんが退院しました。
すると、、、
その子は、少しずつですが、、、
また、いつものお兄ちゃんに戻っていきました。
いつもの、小さい子達の憧れのお兄ちゃん。
今年はホントに大変で、、、
コロナウイルスがもたらした影響は甚大です。
だけど、前を向いて行こうって。
大人も、子供も、、、
人生色々あるけれど、、、
キープ・オン・ダンシングですね。
ちょっと良い話、、、
のつもりの、、、JAZZ-Oでした（笑）。
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