＞ ダンスあれこれ話
＞ お医者さんに勧められて、、、
３月、、、ふと思い出しました。
「あの人、元気かなぁ・・・」
３月、、、ふと思い出しました。
「あの人、元気かなぁ・・・」
でも、きっと今でも踊ってるだろうな、、、
その男性の方は、大人になってからダンスを始めて、、、
どうしてダンスを始められたんですかと
聞いた時の答えが印象的でした。
「お医者さんに勧められて（笑）」
聞くと、健康診断の数値が悪く、
何か運動を始めて下さいと言われて、、、
どうせなら、昔からちょっとやってみたかった、
ダンスをしようと決起したそうです。
運動で、「ダンス」をしようってなかなか面白いですよね。
当然ながら、最初のレッスンを受けただけで、
汗だくで、息切れして、次の日は筋肉痛で動けず、、、
ですが、それに懲りずに、ダンスに通うように、、、
１週間に１度が、２度、３度とレッスンも増えて。
最初は若い子達に囲まれて踊るのに照れていたのに、
そのうち仲良く話せるほどに。
残業終わりに、はたまた徹夜仕事明けで、
スーツ姿でスタジオに駆け込んでくる姿に感心、、、
始めはボックスステップすら踏めなかったのに、
今ではランニングマンもスムーズに。
「見捨てないでくれた、先生のおかげです！」
嬉しいですよね、そういわれると。
って、私は見捨てませんから。
私も超ヘタで、当時の先生から見捨てられなかったので、
そのおかげで今の私があるんですから。
その方は、すっかり健康的に痩せて、、、
その人柄からも、若い子達からも信頼が厚く、、、
そして、健康のために始めたダンスで、
ついには発表会にまで出てくれて、、、
ダンスを通して、たくさんの経験と仲間を、、、
なんかそういうのって、良いですよね。
こちらまで、胸が暖かくなります。
そんなある年の３月、、、
レッスンの後、悲しい顔をして、、、
「先生、、、実は、転勤が決まりました、、、」
遠く離れた場所、もう私のレッスンも受けれないと、、、
しかも、遠くも遠く、とある離島。
一度赴任すると、移動にも時間かかるし、
なかなかリアルのレッスンを受けるのも難しいと、、、
日本とはいえ、実は遠くの大都市よりも、
離島に行く方が時間かかったりするんですよね。
当然、その離島にはダンススタジオも無く、、、
「そっか、、、もうダンス出来ないんですね。」
と私が寂しくつぶやくと、、、
「いえいえ、ダンスはどんな形でも続けます！
私の人生、ダンスで変わりましたから！！
だって、、、
血糖値下がったんですから！
・・・嘘です、嘘です（笑）
ダンスを通して、素敵な経験たくさんしたし、
若い子の知り合いも出来たし、、
そして、何より、先生に出会えたし！」
・・・超嬉しかったですね。
何が嬉しいって、、、
血糖値が下がったことが（笑）。
↑オイオイ
ダンスを通していろんな経験をして、、、
そのお手伝いを私が出来たってことが嬉しくて。
私こそダンスの先生だからこその経験でしたね。
ホント嬉しかったです。
３月、、、その方は、旅立っていかれました。
寂しいですが、、、
それも、その方の新たな人生の始まりですものね。
と、、、早速、便りが届きました。
その手紙には、、、離島で、一人で踊る写真が。
でも、きっとあの人なら、すぐに打ち解けて、
新しい仲間と、新しい経験をされるんでしょうね。
「こちらでも、ダンス踊りますから！」と。
彼の新しい人生を応援したいですね。
そんな３月です、、、
もちろん、アナタの人生も応援します、、、
ジャズオでした！
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